ミニ盆栽の育て方 ハマヒサカキ 浜姫榊

実物類 ハマヒサカキ 浜姫榊

ミニ盆栽の育て方 ハマヒサカキ 浜姫榊

樹種の特徴

ハマヒサカキは、ツバキ科の常緑低木で、本州以南の温暖な海岸などに自生します。秋から冬に白い花を付け、去年の実が黄色から薄紫、黒へと変化します。去年と今年の実が一緒に見られる樹種です。

日頃の管理

春から秋の間は、日当たりがよく、風通しのよい場所に置きます。冬には寒さからの保護が必要です。鉢の表面が乾いたら、十分に水をやります。肥料は2月ごろ、7月ごろの年に2回程度与えましょう。カイガラムシが寄生したり、すす病に犯されることがありますので、見つけしだい薬剤を散布しましょう。

樹形づくりのポイント

植え替えは1〜2年に一度、3月頃か9月頃におこないます。3月〜9月ごろ、伸び出した枝を剪定して姿を整えます。去年からなっている黄色い実が、秋に向けてゆっくりと薄紫、黒へと色を変え、たまご型の葉も薄紫色に紅葉しますが、11月頃になるとそれとあいまって葉腋に小さな白い花をつけます。雌雄異株のため、実を楽しむには雌雄一対があるとよいでしょう。素材を生かして、模様木や斜幹など、様々な樹形を楽しみます。