花物類　ボケ　木瓜

樹種の特徴

ボケは、バラ科の落葉低木で、中国を原産とします。日本では、クサボケが山野に自生しています。また、チョウジュバイはこの仲間です。園芸品種も多彩で、赤や白の美しい花が咲きます。

日頃の管理

春と秋は日当たりがよく、風通しのよい場所に置きます。夏は葉焼けを防ぐために半日陰に置き、冬は寒さから保護します。水切れに弱いため、新芽が伸びる生長期には水を切らさないように注意します。肥料は４月〜１０月ごろまで、毎月１回与えるようにします。ボケは病害虫におかされやすいので、定期的に消毒をするようにします。とくに根頭ガン腫瘍という根にコブができる病気にかかりやすいため、植え替えどきには十分にチェックしましょう。コブを見つけたら、古い土を十分に落として切除します。

樹形づくりのポイント

植え替えは１〜２年に一度、寒ボケは花後の３月ごろ、春ボケは９月〜１０月ごろにおこないます。花芽は、新梢の基部や古枝の短い枝につきます。徒長枝を短く切り詰めても、花芽を切る心配はありませんし、枝数を増やして樹形を作ることができます。向いている樹形は斜幹や双幹、半懸崖や株立ちなどです。