ミニ盆栽の育て方 ミヤマキリシマ 深山霧島

花物類 ミヤマキリシマ 深山霧島

ミニ盆栽の育て方 ミヤマキリシマ 深山霧島

樹種の特徴

ミヤマキリシマは、ツツジ科の半常緑低木で、九州の高山地帯に自生します。葉が小さく密生し、サツキよりも一ヶ月ほど早く、枝が見えなくなるほどの小さな紫紅色の花を咲かせます。

日頃の管理

日当たりがよく、風通しのよい場所に置きます。寒さや暑さに強いため、とくに保護の必要はありませんが、鉢土が凍結するような場合は室内に入れましょう。水は表土が乾く前に与えるようにします。ただし、水びたしにしてはいけません。肥料は4月〜10月ごろまで、毎月一回与えます。アブラムシやグンバイムシなどが寄生しますので、早めに殺虫剤を散布します。冬に石灰硫黄合剤を散布しておくと、翌年の病害虫予防に効果があります。

樹形づくりのポイント

植え替えは毎年、3月下旬〜4月上旬ごろにおこないます。つぼみがついている樹は、花が終わってから植え替えるようにしましょう。開花は5月〜6月ごろです。花が終わったら、枝先の剪定をおこないましょう。花芽は剪定後に伸びた新梢の先につきます。樹を大きくしたい場合は新梢を2本残すようにします。新梢が伸びない古い樹は、花柄だけを摘んでそのまま伸ばすようにしましょう。ミヤマキリシマは幹元の曲を生かして、さまざまな樹形作りが可能です。