ミニ盆栽の育て方 イワシデ 岩四手

雑木類 イワシデ 岩四手

イワシデ

樹種の特徴

イワシデは、カバノキ科の落葉小高木で、中国地方以南の乾燥した岩の上などに自生します。「小四手」や「朝鮮ソロ」などの別名があり、秋には紅葉します。

日頃の管理

日当たりがよく、風通しのよい場所に置きます。水切れすると葉焼けをしますので、表土が乾いたらたっぷりと水やりをします。また、4月〜10月の間、月に一度肥料を与え、冬になったら保護します。とくに病害虫におかされることはありませんが、イワシでは新梢にアブラムシが寄生することがありますので、そのつど薬剤で駆除しましょう。

樹形づくりのポイント

植え替えは毎年、2月下旬〜3月下旬の間におこないます。鉢内をまわっている根を切り捨て、基本の用度を使用します。4月〜5月ごろから伸びてきた新芽を三〜四芽残して、ハサミで摘みます。新芽が伸びなくなる秋ごろまで、二番芽以降も芽摘みを続けます。剪定は、落葉した11月ごろか芽吹き直前の2月〜3月におこないます。枝が伸びやすい樹性のため、徒長した(長く伸びすぎた)枝は切り詰めます。針金かけは新梢が固まった6月ごろにおこないます。イワシデはその名のとおり、岩に張り付いている姿で自生していますので、石付きも合います。