松柏類 ゴヨウマツ 五葉松
樹種の特徴
ゴヨウマツは、マツ科の常緑高木で、東北以南の山地に自生しています。葉が五本づつあることからこの名がつけられました。盆栽の樹種としては人気がありますが、最近では実生の苗がすくなくなっています。
日頃の管理
日当たりがよく、風通しのよい場所に置きます。ゴヨウマツの水やりは少なめに、肥料は春に多く与えすぎると新芽が伸びすぎてしまうため控えめにして、秋までの生長期に与えます。病害虫には強い方ですが、アブラムシやアカダニなどが発生しやすいので、月に一度は消毒するようにしましょう。
樹形づくりのポイント
植え替えは二年に一度おこないます。芽吹く前の3月下旬〜4月上旬ごろが適しています。4月ごろには指で軽くつまんでひねるように芽摘みをし、11月ごろには前年葉をとる葉すかしをします。葉数の多いところは新葉もとります。ゴヨウマツは、素材によってさまざまな樹形が可能です。直幹や模様木、文人木や斜幹、懸崖や株立などに仕上げてみましょう。針金かけは、前年葉を切り落としてからかけるようにします。