盆水の不規則なテンポ「ゆらぎ」が、自然界の音を再現し、ストレスを軽減します
盆水の音を聴いていると、水滴の音がポタポタという一定の間隔ではなく、ポタ・ポ・・・ポタポタといった不規則な間隔で聴こえてくるのがわかるはず。
実はこの不規則なテンポは、自然界特有のもので、例えば、川のせせらぎやろうそくの炎のゆらめき、風の流れなど、自然界に多く見られる規則性のないテンポのこと。これは「ゆらぎ」と呼ばれるもので、なかでも「1/fゆらぎ」と言われるテンポには、人に快感を与え、心を癒やす効果があるという説があるのです。
このゆらぎは、自然現象だけでなく、人間の心拍の間隔にも見られることがわかっています。こういった不規則なテンポが、なぜ人の心を癒やすのか、まだ科学的には証明されていませんが、例えば印刷された規則的な文字よりも、ちょっと不規則な手描きの文字に愛着が湧くような感覚なのでしょう。盆水はそういったゆらぎを持つことでも人の脳に刺激を与えているのです。