ミニ盆栽の育て方 ノイバラ 野薔薇

花物類 ノイバラ 野薔薇

ミニ盆栽の育て方 ノイバラ 野薔薇

樹種の特徴

ノイバラは、バラ科の落葉低木で、姿も香りもよく、盆栽としても人気の高い樹種です。バラの改良種は約2万種ともいわれていますが、ノイバラは自生する野生種の1つです。

日頃の管理

日当たりがよく、風通しのよい場所に置きますが、冬場は室内か、野外の霜が当たらない場所で管理します。夏の開花期に水切れを起こしやすいので、とくに夏にはたっぷりと水を与えます。肥料は4月〜10月ごろまで、月に1度与えます。日当たりや風通しが悪いと、病害虫におかされやすくなりますので注意します。冬の間に石灰硫黄合剤をかけておくと、カイガラムシがつきにくくなります。

樹形づくりのポイント

植え替えは3月下旬から9月の彼岸ごろ、1〜2年に一度おこないます。花芽は新梢の先端につきますが、伸びた徒長枝にはつきません。春に芽が伸び始めたら、2〜3芽ほど残して剪定します。枝の付け根にできた腋芽(葉の付け根にできる芽)は枝枯れの原因にもなりますので、芽かきをします。開花は5月上旬〜7月ごろです。11月ごろには赤い実をつけます。根におもしろい曲をつけたい場合は、根を掘り出して地表に植え替えてから、模様木や斜幹、懸崖などに仕上げるとよいでしょう。