ミニ盆栽の育て方 アカマツ 赤松

松柏類 アカマツ 赤松

アカマツ 赤松

樹種の特徴

アカマツは、マツ科の常緑高木で、全国の山野に自生します。女松ともいわれ、やさしさのある細い葉が特徴です。赤い幹肌から、アカマツの和名がついたといわれています。

日頃の管理

風通しや日当たりのよい場所に置きます。乾燥に強いので、乾かし気味の水やりにするため、水の与えすぎには注意します。4月〜9月までの成長期には葉水を与えるのもよいでしょう。肥料を多く与えると、葉が伸びすぎて格好悪くなりますので、春には少量を、秋には十分に与えます。夏や冬の保護はとくに必要としません。

樹形づくりのポイント

二年に一度、3月下旬〜4月上旬ごろに植え替えをします。芽摘みは確実におこない、弱い芽は先端を軽く摘み、強い芽は深く摘み取ります。夏には二年に一度、芽切りをおこないます。春から伸び出した新芽を切ります。8月ごろには三芽以上出来たところを二芽になるように芽かきをしましょう。曲をつける場合は9〜10月ごろに針金かけをします。11月〜12月には前年葉を切り落とす葉すかしをおこないます。幹が太い素材は少ないため、文人木や曲の流れを生かした樹形が適しています。