コケ図鑑 スギゴケ科 オオスギゴケ

コケ図鑑 スギゴケ科 オオスギゴケ

半日陰の腐植土の上に群生する。茎は高さ5〜15cm、枝分かれはしない。葉は長さ7〜11mm、乾くと茎に接して穂状になる。基部はたまご型でやや薄く、葉身部は細長い披針形、表面全体に薄板が密にある。薄板の高さは4〜6細胞の高さで、頂端細胞は卵型。雌雄異株。雄株は雌株よりも小型で、先端に花葉が集まってつく。日本全国に見られる。庭園に植えられる代表的なコケのひとつである。