コケは湿っぽい日陰を好むと思われがちですが、実際にはそうではありません。もちろん、湿度の高い場所を好む種類もありますが、自然のコケの多くは水はけがよい半日陰に生えています。ですから、明るい室内や軒下など、一定の日がさす場所にコケを置くようにしましょう。ただし、盛夏のころなどの直射日光は、日焼けの原因になるので注意が必要です。
水は、表面がある程度乾いてきたら与えます。水はけがよい環境であれば、水をやりすぎても枯れることはありません。しかし、土がすっかり乾燥してしまってから水を与えるということを繰り返すと、コケは弱って枯れてしまいます。
コケの間に雑草が生えてきたら、早めに抜きます。除草剤の使用も効果的ですが、コケに害を与えることにもなりますので、部分的に試して様子を見ながら使用することをおすすめします。
また、茎や葉が伸びてきたら剪定します。樹とのバランスを考えて、適当な長さに切り詰めましょう。