実物類 コナラ 木楢
樹種の特徴
コナラは、ブナ科の落葉高木で、全国の山野に自生しています。雌雄異花で、枝先につくのが雌花、下につくのが雄花です。実はどんぐりになります。紅葉もすばらしく、みどころの多い樹です。
日頃の管理
日当たりがよく、風通しのよい場所に置きます。水は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、肥料は4月初めと8月下旬に油カスのだんごを2〜3ヶ所に置きます。ウドンコ病などにかかることもありますので、石灰硫黄合剤で消毒します。
樹形づくりのポイント
植え替えは毎年、三月の彼岸頃におこないます。太い根が走りやすく、ゴボウ根(地中にまっすぐ太く入っている直根)が鉢内をまわってしまうため、植え替えの際に太い根を切り詰めます。5月頃には黄緑色の花を咲かせます。花のあとに剪定をおこないますが、切り詰めすぎると花芽を切ってしまいます。枝は伸ばしぎみに仕立てましょう。どんぐりの実は秋に黄緑色から茶色へと近づきます。なお、拾ってきたどんぐりの実から樹を育てることも可能です。春になったら実を横に植えてみましょう。コナラは模様木や文人木などの樹形が合います。