ミニ盆栽の育て方 サクラ 桜

花物類 サクラ 桜

サクラ 桜

樹種の特徴

サクラは、バラ科の落葉高木で、品種によって、全国の山地に自生、植栽されています。盆栽では、花つきのよいフジザクラ(マメザクラ)が広く愛好されています。

日頃の管理

日当たりがよく、風通しのよい場所に置きます。日当たりを好み、夏の暑さや冬の寒さにも強いため、とくに保護の必要はありません。ただし、乾燥に弱いので、水切れをしないようにたっぷりと水を与えます。また、肥料は4月〜10月までの間、月に一度与えます。新芽にアブラムシがつくことがありますので、見つけしだい駆除します。

樹形づくりのポイント

植え替えは1〜2年に一度、9月〜10月ごろか、3月ごろが適期です。長い根を切り詰めて、細根を出させます。昔から「サクラ切るバカ、ウメ切らぬバカ」といわれ、剪定に弱いと思われがちですが、剪定の仕方で枝枯れを防ぐことができます。芽吹く前、春から伸びてきた新梢を芽の上で切ります。長く伸びた枝よりも、短い枝に花芽がつきやすいのですが、芽がない位置で切ると、枝枯れを起こしますので注意しましょう。7月〜8月には花芽が作られ、秋口にはわかるようになります。樹形を乱している伸びすぎの枝は軽く剪定しましょう。開花は3月中旬〜4月です。サクラは花を作るのがむずかしいため、樹形作りにこだわらずに花作りを楽しむのも一つの方法です。