ミニ盆栽の育て方 ヒノキ 檜

松柏類 ヒノキ 檜

ヒノキ

樹種の特徴

ヒノキは、ヒノキ科の常緑高木で、福島県以南に自生しています。古くから宮殿や神社仏閣の建築材、仏像などの彫刻材、家具調度用の材として重用され、芳香を放ちます。

日頃の管理

日当たりと風通しのよい場所に置きます。水を好みますので、夏には水切れしないように、表土が乾いたらたっぷりと水やりをします。4月〜10月の生長期の間は、月に一度肥料を与えます。特有の香りのためか、ほとんど病害虫におかされませんが、置き場所が悪いとすす病にかかることがあります。

樹形づくりのポイント

植え替えは2年〜3年に1度、4月ごろが適期です。長い根や直根は切り詰め、細い根は残すようにします。生長期に新芽を伸ばし続ける樹性のため、4月〜10月ごろまで芽摘みをし続けます。頂部が半円状になるように枝透かしをして剪定もおこないます。樹形は直幹や模様木、双幹や文人木も合います。素材をよく観察して、さまざまな樹形に挑戦してみましょう。